夏休み中の小学生に理科の楽しさを知ってほしいと、埼玉県所沢市の高校生たちが理科の実験教室を開きました。
この教室は、所沢市の県立所沢西高校の生物部の生徒たちが、４年前からこの時期に開いています。
所沢市で開かれた実験教室には、小学生２０人が参加し、高校生から説明を受けながら、あわせて４つの実験や観察を行いました。
このうちかたくり粉と水を混ぜる実験では、手でゆっくりかき混ぜるとドロドロとした液体のままである一方、衝撃を加えると固体のように固くなる「ダイラタンシー」という現象を学んでいました。
小学生たちは素手でその感触の違いを確認し、歓声をあげながら実験を楽しんでいました。
参加した小学６年の女の子は「実験に参加して理科が楽しくなりました。学校の勉強も頑張ろうと思いました」と話していました。
また、所沢西高校生物部の松田拓実部長は「小学生と関わる機会がなかなかないので楽しく会話できて自分たちもよい経験ができました」と話していました。
